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なぜ旧家の地位向上が必要なのか

 私は昭和29年に地方の旧家の次男として生まれました。次男だったため家を出て都会で生活するようになりましたが、たまに帰省すると父から古い写真や古文書を見せられ、我が家は旧家で、こういう先祖がいて、こういうことをやってくれたから今があるんだと話して聞かされたものです。
 しかし当時はそんなことにまったく関心はなく、旧家だと言われてもそれが何? それがどうした? という感じでした。兄も似たようなものでした。
 ところが年齢を重ねて60才を過ぎた頃から、日本がバブル崩壊後の長い停滞からいつまでも抜け出せないのは何故だろうかと疑問を持つようになり、原因を探ろうと様々な本を読んだところ、歴史を研究する必要を感じ、世界の歴史、日本の歴史、大東亜戦争後の歴史、そして関連する様々な分野の本を大量に読み漁りました。
 その結果、日本を起て直し再び興隆させるためには、日本人が持つ本来の伝統的な価値観を取り戻す必要があると確信したのです。そしてその担い手として期待できるのは中央の有名な少数の旧家ではなく、むしろ地方の無数に存在する無名の旧家の人々ではないかと直感し、そのためには先ず全国の廃れ行く旧家の人々に自覚と共感を促すと共に、旧家の再評価と地位向上が喫緊の課題だと感じたのです。
 そこでこれまでに読んださまざまな書籍や文献の中から得た、心に響いた言葉、驚くべき事実、そして私なりに考えたことを書き記しました。共感してくださる方が一人でもいらっしゃれば幸いです。

皇紀2684年(2024)元旦 平太夫

<旧家とは?>
 私の言う旧家とは、中央ではなく地方において長く続いている家系を持つ家で、その地域や地方においてそれなりの社会的地位を古くから維持してきた地方の名家のことを指しており、皇族や元華族は含みません。
<皇紀について>
 皇紀とは神武天皇即位の年を日本の紀元として起算したもので、西暦より660年古くなります。当サイトではその趣旨から皇紀を使用いたしております。

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